キレート鉄臨床レポート
キレート鉄(フェロケル®)の米国DFA承認関連文書
医薬品評価研究センター アプリケーション番号: 208612Orig1s000 非臨床レビュー
引用:CENTER FOR DRUG EVALUATION AND RESEARCH APPLICATION NUMBER: 208612Orig1s000 NON-CLINICAL REVIEW(S)
米国の食品医薬品管理薬物(FDA)保健社会福祉省公衆衛生サービス評価研究センター発行の、経口避妊薬について、キレート鉄(フェロケル®)に関する承認記述があります。
また豚への4世代に渡る毒性継承検証、鉄の沈着検証もあります。
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https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/nda/2018/208612Orig1s000PharmR.pdf
CENTER FOR DRUG EVALUATION AND RESEARCH APPLICATION NUMBER: 208612Orig1s000 NON-CLINICAL REVIEW(S)
キレート鉄(鉄ビスグリシンキレート)の吸収経路
鉄ビスグリシンキレートは非ヘムと鉄吸収経路をめぐって競合する
引用:Iron bis-glycine chelate competes for the nonheme-iron absorption pathway
キレート鉄は一般の鉄剤や鉄サプリと違った吸収経路をバイパスし、鉄飽和の恒常性機能が働かないため、鉄過剰をきたすとの懸念があります。
その結論は、ビスグリシン酸第一鉄の吸収は、ヘム鉄吸収とは競合せず(ヘム鉄と非ヘム鉄の吸収経路は違います)、硫酸第一鉄(非ヘム鉄)の吸収と競合することを突き止め、結論として従来の非ヘム鉄吸収経路を使うため、鉄飽和の恒常性機能は働くことを示唆しています。
前半の結論の後に、キレート鉄を支持する理由もあり、日本での議論とは真逆です。
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Iron bis-glycine chelate competes for the nonheme-iron absorption pathway