アスリートに必要な栄養素検査とは


フェリチンとタンパク質代謝、亜鉛代謝、ビタミンB群です!

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スポーツ貧血によりヘモグロビンが減少すると、赤血球とヘモグロビン再生には鉄と関連する栄養素が必要になります。
鉄補給の元は、壊れた赤血球から鉄を取り出しリサイクルされる仕組みです。

通常の赤血球再生周期は120日ですが、スポーツ貧血の場合は程度により短くなります。
ここで重要なことは、赤血球とヘモグロビンはタンパク質からできていることです。

赤血球再生には鉄は無論、ビタミン12と葉酸も必要なことは認識されていますが、基本のタンパク質量は見落しがちとなります。

鉄は他に全身の多岐に渡る鉄代謝に使われますが、スポーツ貧血で赤血球とヘモグロビン代謝にタンパク質と鉄を優先的に使います。
これら栄養素が不足するとあらゆる代謝は滞り、その結果、酸素供給不足のパフォーマンス低下のみならず、基本のエネルギー生成やメンタルが弱くなる原因となります。

ではどれだけ鉄とタンパク質不足かを知る必要がありますが、さらに重要なのは、どれだけ鉄の貯蔵(余裕度)とタンパク質代謝があるかを知ることです。
それはフェリチンとタンパク質代謝検査から分かります。


スポーツ溶血によるフェリチン検査とタンパク質代謝検査は、極めて重要なパフォーマンスとメンタル強化のパラメーターとなるのです。
注意は基準値ではなく、至適量となる理想値で比較することです。
 
フェリチンとは?基準値・理想値、体内炎症反応CRPをみる

パフォーマンスとメンタル強化

運動エネルギーATPとは

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鉄需要が大きいアスリートは、鉄代謝不良が随所で発生すると運動パフォーマンス低下、身体の不調や、睡眠障害、心の問題として過度の落ち込みやイライラとして現れる場合が多々あります。
またぱフォーンマンスはエネルギー生成が必要で、それは細胞内にあるミトコンドリアで生成するATPです。
つまりアスリートの総合的なパフォーマンスとメンタルの強さは、全身の鉄代謝の元となるフェリチン値と関連するタンパク質、脂質、ビタミンなどの栄養素と密接な関係があり、常にフェリチンとその他栄養素を把握する必要があります。
 

パフォーマンス強化、ミトコンドリア内のATP生成プロセスの見直し

アスリートは鉄、マグネシウムを大量に消費します


 
ヒトを含めた動物の動作、運動にはエネルギーATP生成が必要
日常の運動能力やアスリートのパフォーマンス強化、ミトコンドリア内でATPを生成

ミトコンドリアとは全身の細胞内にあり、エネルギーであるATPを生成する副細胞器官です。
ATPとはAdenosine tri-phosphate:アデノシン三リン酸と呼びエネルギーを発生するもとです。
ATP生成にはお米のご飯や麺類に代表される糖分である炭水化物(グルコースが代謝の基質になります)をたくさん食べることが定説です。

但し、グルコースを中心とするATP生成プロセスはATP 生成効率が悪く、エネルギー生成を18倍から64倍生成し生産効率化を上げるプロセスがあり、それは脂肪酸を基質とするATP生成プロセスです。これには鉄、ビタミンB50、ビタミンC1000、ビタミンE400、マグネシウムを至適量摂取することでこのプロセスが働きます。この場合グルコース(炭水化物)を減らし、好ましいのは不飽和脂肪酸や中鎖脂肪酸脂肪酸を多く摂ることです。
運動量を上げるにはATP生成プロセスを見直すことです。

なお鉄やマグネシウム不足は筋肉疲労を招き、有痛性筋痙攣(足がつる)の原因となります。

 

ではなぜ鉄や栄養素がメンタルにかかわるのか科学的な観点から探ってみます。  

鉄が関与する代謝でメンタルヘルスに関係するのは、脳神経細胞形成と脳内神経伝達物質、並びに脳細胞の中で作るエネルギー物質生成です。

何らかのストレスを感じた時に、防御対策として身体はアドレナリンを出し体を緊張状態にしますが、そのストレスに対抗するためにドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、GABAなど脳内神経伝達物質と呼ばれる物質を瞬間的に脳内で生成し、ストレスに対抗してバランスをとります。

この時に鉄やたんぱく質、ビタミンB群(葉酸、ナイアシン、VB6)などが足りないとこれらの物質は生成出来ません。
そのために、不安症状が続いたり、塞ぎ込みや気持ちの集中が出来なくなり、メンタルヘルス不調として症状が出ます。