フェリチンの基準値vs.理想値
血液検査(フェリチン検査)キットでは、体調不良で原因不明とされる不定愁訴や、精神疾患と見なされがちの原因にもなる鉄欠乏の状態を推定することができます。 不定愁訴やうつなどは女性に起こりやすい不調のひとつで、その多くの原因が鉄欠乏によるものとの認識はされていません。 また、妊娠中の女性は、赤ちゃんの成長のために多くの鉄分が必要となるため、鉄欠乏並びに鉄欠乏性貧血を引き起こすやすくなっています。 今回は、それらの予防となる、フェリチンの基準値と理想値について説明します。
血液検査のひとつであるフェリチン検査キットでは、鉄量の推定が可能です。 日頃から不定愁訴などの体調不良に悩まされてる方や、妊娠中の鉄欠乏の可能性があるかどうかを、ご自宅で手軽に調べることができます。
フェリチンの基準値と理想値とは?
自宅で簡単にフェリチン検査ができ、分子栄養一次解説付き!
自分が鉄欠乏であるという認識は低く、不定愁訴や身体・心の不調などを理由に医療機関で血液検査を行っても、鉄量を測るフェリチンを検査しないため鉄欠乏は見落とされがちで、原因不明と放置されるケースが多々あります。
ただし例え検査をしても、結果が基準値内であれば、ほとんの医療機関では問題なしとみなされ、延々と他の検査を行い、異常が見つからなければ原因不明の体調不良である不定愁訴の診断、もしくは精神的な課題として、心療内科の受診が勧められることもあります。
まず検査すべきはフェリチンと鉄関係検査です。
血清フェリチンの基準値は女性の場合は、検査機関によって異なりますが、おおよそ16〜160μg程度です。
異なる検査機関ではさらに低い、3.5〜115などの場合もあります。
貧血の詳しい貧血内科では30を切ると、例え貧血診断とならなくても貧血症状が出る、としているところもあります。
ただし30以上であると、数値的にはほぼ問題なしの診断となります。
でも単純に数字だけでよろしいのでしょうか?
ではフェリチンはどれだけあれば足りる? その判断は個人により異なります
フェリチンは貯蔵鉄ですから、どれだけあれば十分かは、各個人の性別・成長期・年齢、特に女性は生理・妊娠・出産状況によって変わります。
これら全身の代謝と関係するからです。
代謝が盛んであれば鉄需要は増し、多くの貯蔵鉄が必要となります。
特に妊娠前の女性と、妊婦、産後婦は極めて要注意です。
また生後直後赤ちゃんのフェリチン値は高く、数百を示す場合もありますが、6ヶ月ごろから急激に成長が始まり、人生で最も大きく成長します。
多くの鉄が必要となり、元々鉄不足傾向の赤ちゃんは鉄欠乏になりやすく、6ヶ月以降で6人に一人の赤ちゃんは貧血になっている統計もあります。
なぜ妊婦の鉄が極めて要注意かですが、鉄不足のお母さんから生まれた赤ちゃんは、鉄不足になる可能性があるからです。
次に多くの代謝需要が増すのは、二次性徴期と言われる、児童から思春期の期間です。
理想値は、鉄需要で異なることが前提ですが、有経女性の場合は50〜80程度が好ましいと言われています。
男性は100〜150程度と言われています(※ 女性の理想値は100程度、男性は200μl/dl程度とする医師もいます)。
鉄サプリの中には、フェリチン値を早期に上げる効果が期待できるキレート鉄があり、鉄過剰などを指摘するお医者さんもいますが、人間の鉄吸収システムは巧妙に作られており、その心配は少ないと考えますが、どの程度フェリチンが貯まったかの検査はしておいた方が良いでしょう。
なお血清フェリチンは体の中の炎症にも反応します。鉄を含む食事をとっていない、鉄剤や鉄サプリを飲んでいないにも関わらず、血清フェリチンが高い場合は、疾患が疑われます。
リ・スタート貧血・鉄欠乏ナビで取り扱っている血液検査キットは、炎症反応(CRP)も検査しますので、フェリチン値が高値を示す場合はCRPを参考にします。鉄欠乏や体内の炎症を発見する可能性を高めます。
栄養素に関する疑問などについて、オプションで分子栄養療法に精通する分子栄養医師がお答えしアドバイスします。
本人のみならず胎児や、家庭での鉄欠乏食を通して世代にわたり子供や家族の身体・心へ影響を及ぼす、負の連鎖を断ち切るために活用できるソリューションになります。
自宅で血液検査!
リ・スタート貧血・鉄欠乏ナビのフェリチン検査キットの特徴
『自宅でフェリチン検査!』キットについて
安心の予備の採血管と採血パーツ付き!
高精度の150μリットル採血
結果は栄養素解説付き
検体の返送時の品質維持のためチルド便使用
鉄欠乏推定・タンパク質代謝推定・ALPによる亜鉛欠乏推定※ができます
※ ALPによる亜鉛欠乏推定は成人でかつ肝臓系の疾患がない方となります
フェリチン値は体内に炎症があると本来の値より高く出ます
そのため体内炎症反応CRP検査は必須です
通常の検査では行わない「フェリチン」と「CRP」検査が特徴です。
採血量150μリットルは微量採血では多い方ですがその分高精度となり、返送はチルド便で高品質となります。
検査項目:血清フェリチン、血清鉄 (Fe) 、AST (GOT)、ALT (GPT)、ALP、CRP、γ-GTP、中性脂肪 (TG)、総コレステロール、尿素窒素 (BUN)、尿酸 (UA)、総タンパク (TP)、アルブミン (Alb)
フェリチン検査(血液検査)キットの使い方は簡単で、まずご自宅や職場などで自己採血を行います。 そして、検体の品質を高めるためにその場で血清化処理をし、ポストへ投函するだけです。 投函して数日後には、検査結果をメールでお送りいたします。 検査結果の内容に不安がある場合や相談希望の方は、分子栄養療法を実践している医療従事者と栄養相談が可能です。 さらに、ご相談の内容にもとづき、必要に応じてヘルスケアプランを推奨します。 このヘルスケアプランを元に、セルフでヘルスケアを実践していただきます。
貧血の種類について
血液検査(フェリチン検査)キットでは、鉄欠乏の状態を推定し貧血のスクリーニングすることができます。 明らかに貧血状態と疑われる場合は医療機関で詳細な診察が必要となります。 貧血の種類によって原因や治療法は異なります。 鉄欠乏性貧血 原因:鉄分不足によって引き起こされる貧血です。鉄分不足により赤血球が小さくなりヘモグロビン含有量が低下すると、酸素の運搬能力が低下します。 主な治療法:鉄分を含む食材を積極的に摂取、もしくは経口鉄剤などで鉄分を補給する。 巨(大)赤芽球性貧血 原因:赤血球の合成に必要なビタミンB12や葉酸が不足して引き起こされる貧血です。 赤血球の形が大きくなるため、巨(大)赤芽球性貧血と呼ばれています。 主な治療法:鉄分・ビタミンB12・葉酸を積極的に摂取する。 再生不良性貧血 原因:骨髄の機能が低下し、赤血球や白血球、血小板が減少することで引き起こされる難治性の造血障害です。 主な治療法:造血機能亢進を目的に、タンパク同化ステロイドや糖質コルチコイドを使用する。もしくは輸血などもある。 腎性貧血 原因:腎臓で合成されるエリスロポエチンが低減することが原因で引き起こされる貧血です。 主な治療法:エリスロポエチンの服用などがある。 溶血性貧血 原因:赤血球の破壊が進むのに対して、造血が追いつかないことが原因で引き起こされる貧血です。 主な治療法:糖質コルチコイドや免疫抑制薬の服用がある。
「フェリチン検査をしてみたい!」という方は、リ・スタート貧血・鉄欠乏ナビへお問い合わせください。
健康維持のために、まずは体内の鉄の状態を知ることから始めませんか?リ・スタート貧血・鉄欠乏ナビが提供している自己採血型血液検査キットは、血清フェリチン、血清鉄の検査ができ、鉄欠乏の推定が可能です。 また、生活習慣病の生化学検査も同時に行い、分子栄養学の知見を持つ医療従事者と栄養相談も提供できます。検査キットに関してご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
お気軽にお問い合わせください。 またよくある質問からもご確認いただけます。
✔️ 自宅で採血し郵送するだけ、予備品付きで安心!
✔️ 健康診断項目には通常ない貯蔵鉄「フェリチン」と炎症反応「CRP」を検査、CRP同時検査は必須です!
✔️ 12項目の検査で精度が高い150μリットルの採血量、検体返送は品質保持のクール便利用
✔️ 分子栄養医学医師監修の鉄欠乏推定・タンパク質代謝推定・ALPによる亜鉛欠乏推定の解説付き※※
さらに詳しい個別解析には分子栄養医学医師によるZoom解説がオプションで購入可能です。
ココロと身体の健康管理
女性・妊活女性・妊産婦・子供〜高齢者・健康経営・アスリート、鉄のみならず、メンタル強化からも最適です。
検査項目は鉄関係2項目と生化学10項目です。 鉄関係:血清フェリチン、血清鉄 (Fe) 生化学:AST (GOT)、ALT (GPT)、ALP、CRP、γ-GTP、中性脂肪 (TG)、総コレステロール、尿素窒素 (BUN)、尿酸 (UA)、アルブミン (Alb)
※ ALPによる亜鉛欠乏推定は成人でかつ肝臓系の疾患がない方となります
※※ FAQは必ずお読みください
※※※ 採血後の検体は品質保持のため同封のJPのチルドゆうパックで返送します。詳細は使い方・ビデオから「ご利用の注意」をご覧ください。なお手配と費用はお客様にてご負担となります。