コラム1
「フェリチン値が高いのにだるい」の謎を解く|高感度CRPとTSATが明かす偽高値の真実と鉄サプリの戦略的使い分け
 

〜高感度CRPとTSATが明かす『偽高値(煙幕現象)』の真実と鉄サプリの戦略的使い分け〜  

「病院の検査やセルフチェックでフェリチン(貯蔵鉄)は十分にあると言われたのに、朝の重たさが抜けない……」
「鉄サプリを飲んでフェリチンの数値は上がったのに、体感がまったく伴わない……」
今、このような不調の波に悩む方が増えています。
実は、単一のフェリチン(貯蔵鉄)数値だけを追いかけることには、生化学的に重大な落とし穴が存在します。

フェリチンの裏の顔:一時的なストレスや負荷で跳ね上がる「偽高値現象」

フェリチンとは?


 
人間の生体内において、多くの鉄は主に2つの形で存在しています。赤血球の中にあり全身の細胞へ酸素を運ぶ「ヘモグロビン(機能鉄)」と、肝臓や脾臓などの細胞内に貯蔵されている「フェリチン(貯蔵鉄)」です。
これを家計に例えるなら、ヘモグロビンは日々の支払いに使う「財布の現金」、フェリチンはいざという時に備える「銀行の定期預金」に相当します。
真の鉄分を調べるにはフェリチン値をみることです。

 

フェリチン計測での注意は、フェリチンは一般に「体内で鉄を蓄える倉庫(預金)」として知られていますが、生化学的には「急性相反応物質(炎症性タンパク質)」というもう一つの顔を持っていることです。


 
 

偽高値を見破る「高感度CRP」と「運搬トラックの稼働率(TSAT/UIBC)」  

単一のフェリチン数値という「偽値」の可能性に惑わされないために不可欠なのが、高感度CRPおよびUIBC / TSAT(鉄運搬効率)の同時セット実測です。


 
💡 鉄代謝を立体的に捉える「生化学トライアングル」

① フェリチン(倉庫): 体内に一時的に蓄えられている鉄分の傾向(ストック)を示します。
② 高感度CRP(炎症フィルター): 一般の検査では捉えきれない微細な環境サインをキャッチし、フェリチンが偽高値でないかをチェックします。
③ UIBC / TSAT(運搬トラック): 鉄を現場(細胞)へ運ぶ運搬の別「空き容量(UIBC)」と「実際の積載率(TSAT)」を実測し、鉄が体内で安全かつ効率的に使えているか(稼働率)を測定します。
高感度CRPでデータの歪みを確認しながら、鉄の「倉庫・トラックの空き・積載率」を同時に見渡すことで、初めて「鉄があるのに使えていない」のか「そもそも鉄が不足しているのか」という真のコンディションが可視化されます。
 

鉄サプリメント(キレート鉄・ヘム鉄)の過剰リスクと「戦略的使い分け

フェリチン値を早く上げようと、吸収率の高い「キレート鉄(ビスグリシン酸第一鉄)」などのサプリメントを長期間大量に摂り続ける方が増えています。


 
しかし、鉄は過剰に浮遊すると体内で強力な「サビ(酸化ストレス)」を引き起こす両刃の剣です。フェリチン値が500〜1,000ng/mL近くまで過剰上昇している場合、それが純粋な蓄えなのか、身体の負担による反応なのかを見極める必要があります。

生化学の視点からは、以下の「コンディションに応じた戦略的使い分け」が有益とされています。
【集中的補給期】: セルフチェック等で鉄の蓄え(フェリチン)と稼働率(TSAT)が明らかに低下している期間に、胃腸にやさしいアミノ酸結合鉄(キレート鉄:ビスグリシン酸第一鉄)やヘム鉄サプリを期間を定めて集中的に補う。
【維持・調和期】: マイ・ベストバランス領域(目標ライン)に達したら、キレート鉄などの単一サプリメントに頼らず、ヘム鉄サプリサプリや、赤身肉、カツオ、あさり、緑黄色野菜などビタミンCやタンパク質を合わせた自然な食事からのマイルドな補給へ切り替える。
 

3種類の検査キットと料金プラン

目的に合わせて選べる3つのパッケージ (全てBIO-Microscopicsレポート付き、アスリートは専用レポートとなります)

※全製品には予備品(予備の採血管と採血パーツ類)が付いていますので、もし失敗しても安心です。
※また次回検査時は、初回(前回)の予備品を使わなかった場合に、その予備品を使った検査がお得にできます。


 
⚫︎ Basic 16(基本16項目)
「鉄分迷子」から卒業したい方へ。貯める・運ぶ・使うの全てが見える基本パッケージ。
一般価格: 14,971円(税込)
会員価格: 14,443円(税込)

⚫︎ Standard 18(標準18項目)
プロテインやサプリを常用している方へ。筋肉量と排泄のバロメーター(クレアチニン等)を追加。
一般価格: 15,378円(税込)
会員価格: 14,839円(税込)

⚫︎ Extend 25(拡張25項目) トップパフォーマーへ。運動後のリカバリー指標なども含む、細胞レベルのフルスキャン。
一般価格: 18,315円(税込)
会員価格: 17,655円(税込)
 
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ご利用にあたっての免責事項  

※本コラムは、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」および公知の分子生物学・生化学学術論文に基づく一般的な教育情報の提供を目的としており、特定の疾患の診断・治療・予防を目的とした医療行為(医業)ではありません。
※測定数値が一般的参考範囲を外れている場合や、日々の体調に不調・不安がある場合は、本レポートのみで自己判断せず、第1部の客観的測定シートをご持参の上、必ず医療機関にて医師にご相談ください。

分子生物学と生化学で読み解く「ウェルネスコラム」

一般的な健康診断の数値だけでは見えにくい、細胞レベルでの栄養素の偏りや代謝のバランス。 リ・スタートが8年以上の実績と、分子生物学および生化学の一般学術論文から、日々のコンディションの波を細胞・分子レベルから見直すヒントとなる生化学的知見を、テーマ別にご紹介します。

コラム1
フェリチン値が高いのにだるい」の謎を解く|高感度CRPとTSATが明かす偽高値の真実と鉄サプリの戦略的使い分け 

〜高感度CRPとTSATが明かす『偽高値(煙幕現象)』の真実と鉄サプリの戦略的使い分け〜   「病院の検査やセルフチェックでフェリチン(貯蔵鉄)は十分にあると言われたのに、朝の重たさが抜けない……」
「話題の海外製鉄サプリを飲んでフェリチンの数値は跳ね上がったのに、体感がまったく伴わない……」 今、このような不調の波に悩む方が増えています。
実は、単一のフェリチン(貯蔵鉄)数値だけを追いかけることには、生化学的に重大な落とし穴が存在します。

コラム2
毎日プロテインを飲んでいるのに、なぜか体感が湧かない…

〜アミノ酸スコア100と代謝酵素(AST/ALT/BUN)を活かす生化学調理〜
「健康や美容、トレーニングのために毎日プロテインを意識して摂っているのに、疲れやすさが変わらない……」
「プロテインを飲むと胃もたれや腹部膨満感があり、肌や髪のハリに実感が伴わない……」 今、身体の土台作りとしてプロテイン(アミノ酸)を取り入れる方が増えています。
しかし、生化学の視点から見ると、「単に高タンパクなものを口から摂る」だけでは、体内でほとんど活用されずに終わってしまうという大きな課題が存在します。 
 

コラム3
心とすこやかな気分の波は、日々の「栄養の整い方」が背景に?

〜気持ちの落差・イライラを紐解く脳内神経伝達物質(セロトニン・GABA)の生化学〜

「なんだか理由もなくイライラしてしまう……」
「気持ちの波が激しく、一度落ち込むとすっきり立ち直るまでに時間がかかる……」
「やる気が出ず、自分はメンタルが弱いのではないかと責めてしまう……」
日常生活の中で感じる感情の波や気分の重たさ。これらは「気合い」や「性格」「心がけ」の問題として片付けられがちです。
 しかし生化学の視点で見ると、「気持ちの安定や穏やかさは、脳内で働く神経伝達物質という『生化学的材料(栄養)』の整い方」と深く結びついています。  

コラム4
子供の「落ち着き・集中力」と栄養の深い関係
  

〜脳内神経伝達物質の材料環境と、成長期アルゴリズムで見るセルフチェック〜

「うちの子、集中力が続かず学校や習い事で落ち着きがない……」
「急にかんしゃくを起こしたり、朝すっきり起きられずにイライラしている……」
「偏食が多く、お菓子やパンばかり好んで食べていて栄養が心配……」

子育ての中で直面するお子さまの行動や気分の波。
これらは「しつけ」「性格」「育て方」の問題として、保護者の方が一人で抱え込んでしまいがちです。
 しかし分子生物学・生化学の視点で見ると、「感情のコントロールや集中力は、脳内で働く神経伝達物質の材料(鉄・タンパク質・ビタミン・ミネラル)が足りているか」という身体の内側の栄養環境と密接に関わっています。

コラム5
産後のリカバリーと、妊活期からの「鉄分ストック」

〜赤ちゃんへ届ける『生命の蓄え』と鉄サプリの戦略的使い分け〜

「妊娠中や出産後、急に身体が重くなり、気持ちの波やイライラが激しくなった……」
「サプリメントや鉄剤を試してみたいけれど、つわりや胃もたれがあり、何を選べばいいか分からない……」

妊娠・出産は女性の身体とココロにとって、人生の中で最もダイナミックで大きな変化が起きる時期です。
 特に妊活期から産後にかけては、体内の「鉄分(フェリチン)」と「タンパク質(アミノ酸)」の消費スピードが劇的に変化します。
自分自身の栄養ストック(現在地)を正しく把握し、身体に優しい補給を行うことが、健やかな毎日の鍵となります。

コラム6
表面的な数値管理から、体の栄養素最適化へ
  

〜愛犬との原体験から米国HHSの動向、ヘルスケアの未来を見据えて〜

病気の数値を一時的に抑え込むアプローチから、生命現象の根本である「細胞や栄養素の代謝」を整える「最適化」へ。 リ・スタートの創業者が、データサイエンスを用いた糖尿病重症化予測モデルの研究開発を経て至った理念の原点と、今まさに世界で起こり始めているヘルスケアの歴史的なパラダイムシフトについてご紹介します。