医療機関・血液栄養解析サービス向け
リ・スタート微量採血栄養解析検査キットの特徴

ユーザーが自ら採血し直後の処理を自ら行う自己採血検査キットの検査精度は、キットの基本検査設計である採血量・検体処理方法とユーザーの採血手技に依存し、かつ検査所での検体の基本処理と検出方法で変動します。

リ・スタートの微量採血検査キットは経験に基づく二世代目で、採血量は微量採血にあって100〜200μリットルと比較的に多量としました。これで検査所での検体への希釈による誤差は抑えられ、かつ採血検体はユーザーによるメンブレンや分離膜処理を行わない全血検体であるため、失敗や採血手技依存度が低くなり全体に精度誤差要因は小さくなります。

検査項目はフェリチン値の妥当性を判断するCRPを含め、またALPも含めることにより成人の亜鉛の推定も可能とし、鉄欠乏とメンタルヘルスに焦点を当て最低必要項目に抑えてあります。

今後の医療機関向け専用検査キットとして新たに血算を含めました。これは静脈採血が難しい乳幼児や児童を対象とし、院内で微量採血検体検査装置がない小児科施設や精神科を想定しました。

指頭採血と静脈採血との比較は常に関心事となりますが、外部評価機関にて人の血液による対照群にて臨床的有用性は検証済みです。また小児への検査の有効性も医療機関にて証明されております。

採血検体の検査所までの輸送時の検体品質は、全国対応のJPチルド便で登録衛生検査所へ返送することで輸送中の検体品質劣化も低減します。

その他在庫管理や検査キット発送、顧客対応など煩雑なロジスティクス業務は、リ・スタートが代行するオプションもあります。

医療機関・血液栄養解析サービス提携

★『自宅でフェリチン検査！』キット利用
ユーザーが自宅等で自己採血し返送、生化学12項目検査、採血管を含む予備品付きフルセット、結果は医療機関へ送付
◾️ 血液栄養解析サービス提供者が結果を受け取りユーザへの血液栄養解析検査キットとして利用
◾️ 医療機関が遠隔患者の検査結果を受け取り血液栄養診断検査キットとして利用

採血量100μリットル：血清フェリチン、血清鉄 (Fe)、CRP、ALP、AST (GOT)、ALT (GPT)、γ-GTP、中性脂肪 (TG)、総コレステロール、尿素窒素 (BUN)、尿酸 (UA)、アルブミン (Alb)

◾️ 医療機関もしくは血液栄養解析サービス提供者が購入・遠隔患者やユーザーへ販売し、結果から血液栄養解析を提供。なお個別の栄養指導には医師免許が必要です。
◾️ 医療機器のため医療機器販売許可が必要ですが、無い場合は弊社が販売・キット発送代行を行います。
◾️ またはリ・スタートとの販売提携も可能で、弊社オンラインショップでの提携販売も可能です。

★『医療機関専用微量採血栄養解析検査キット』利用
◾️ 静脈採血が難しい乳幼児〜児童〜高齢者向け、医療機関の医師が採血、生化学＋血算合計24項目検査（予定）、採血管を含む予備品付き、結果は医療機関へ送付
医師免許を持つ医療機関専用です。一般の方、医師が所属しない血液栄養解析サービス事業者はご購入できません。

※ 消毒綿、滅菌ガーゼ、絆創膏は添付されません、医療機関での使用品を利用ください
※ ランセットはヒールランセット、21ゲージ針ランセット（穿刺深さ1.8mm）、または1.5mm 幅刃ランセット（穿刺深さ2mm）が添付されます、オーダー時にご指定ください

採血量200μリットル：血清フェリチン、血清鉄 (Fe)、CRP、ALP、AST (GOT)、ALT (GPT)、γ-GTP、中性脂肪 (TG)、総コレステロール、尿素窒素 (BUN)、尿酸 (UA)、アルブミン (Alb) 赤血球（RBC）、ヘモグロビン（HGB）、不飽和鉄結合能（UIBC）、ヘマトクリット値（HCT）、血小板（PLT）、平均赤血球数容積（MCV）、白血球（WBC）、好中球（NEUT%）、リンパ球（LYMPH%）、単球（MONO%）、好酸球（EO%）、好塩基球（BASO%）

◾️ 医療機関にて購入し医療機関にて採血し検体を検査所へ返送します。検査結果から血液栄養解析を患者へ提供します。