検査キットを選ぶポイントとは?
まずは目的とする検査ができるか否かです。
● 弊社キットは鉄の貯蓄量フェリチン、タンパク質代謝、亜鉛代謝をはじめとする栄養素推定検査です。
● フェリチンが低値を示す病態は鉄欠乏以外ありません※※、フェリチン検査は、最も正確に貧血や隠れ貧血、鉄不足が分かります!
● フェリチン検査の場合、体内炎症反応CRP検査の有無を確認しましょう。
※ 炎症や悪性腫瘍があるとフェリチンは偽高値を示します。炎症反応CRPの同時検査はフェリチン値確定のために必須となります
※※ 大分大学医学部腫瘍・血液内科 フェリチンは特性上同時に体内炎症反応CRP検査が必須です。CRP検査が無いとフェリチン値は、正しい値かの判断はできません。
● 総鉄結合能(TIBC)と血清鉄からトランスフェリチン飽和率を鉄欠乏の指標にする検査キットもありますが、血清鉄値は日内変動など不確定さが反映されてしまいますので、参考にしかならず、また自己採血検査キットでは溶血が発生しやすく、信頼性は著しく低下します。フェリチン検査が最適となります。
価格
● 検査所でのフェリチン検出にかかる費用がかなり高いため、検査キットの価格も高くなります。CRP検査の有無や予備品添付など、価格に見合う内容仕立てになっているか、チェックポイントです。
● 鉄不足検査で、フェリチン検査を除くと安価になります。ヘモグロビンや、血清鉄・鉄結合能です。その場合、血液の中の鉄関係検査になります。
体にどれだけ鉄の予備(余裕度)があるかは分かりません。鉄不足量が正確に分かるのは血液のフェリチン検査のみです。お気をつけください。詳しくなFAQをご覧ください。
予備品
● 失敗するとそれで終わりです。失敗した時の対応があるかも確認しましょう。
● 万が一失敗した時の、予備のパーツ(採血管・ランセット・その他パーツ)添付が含まれると、すぐに再トライでき、また価格的にも重要です。
● またそれ以外にも再採血用の予備のパーツ販売もあるかチェックしましょう。
自己採血検査の特徴は手軽さで、採血量が少ないことを競う傾向もありますが、採血量と精度は比例関係となる可能性が大きいことです。
● 出来るだけ多くの採血量がおすすめです。少ないと誤差でぶれる可能性があります。
● 採血後の処理はシンプルな方がいいです。ユーザーによる血液の分離処理は、精度や品質が下がる要因となります。
返送も手軽さを強調されますが、実はここは非常に重要です。
● 郵便ポスト投函は、夏日の中の温度は60℃に達することもあり品質は劣化します。
● 日数も品質に大きく影響します。
● 採血後は冷蔵庫保管し、発送から検査所受け取りまで、0〜4℃管理と配達日数が2日、これが品質維持の条件です。