妊娠中の母親のたんぱく質摂取と3歳時の発達の遅れとの関連

妊産婦に鉄やタンパク質など微量血液栄養検査をお勧めします!

妊婦のたんぱく質不足は乳幼児の発達への影響し、妊娠初期において「極端な低たんぱく質」群の母親から生まれた子どもは、3歳時のコミュニケーション能力、微細運動能力 、問題解決能力の発達の遅れが見られた報告があります。

また母体の鉄は胎児に移行するため、半数以上の妊産婦は鉄不足になります。さらにタンパク質、鉄、ビタミンB群などが不足すると産後うつになる場合があります。

下記は、妊娠初期の母親のタンパク質エネルギー比率と3歳時の子供の発達の遅れの関連調査結果です。 (出典:「妊娠中の母親のたんぱく質摂取と3歳時の発達との関連について」国立学校法人山梨大学) 

また興味深い報告は、『「標準」群の母親と比べて、「低たんぱく質」群および「極端な低タンパク質」群の母親は、炭水化物摂取割合が高い傾向にありました。野菜類、魚介類、肉類などの食品群で摂取量が 少ない一方、穀類、菓子類、し好飲料類(ソフトドリンクなど)の摂取量が多い傾向が見られま した。さらに、「低たんぱく質」群および「極端な低たんぱく質」群の母親は、朝食欠食が多く 見られました 。』

その対策は、妊娠前、妊娠中、産後のタンパク質、貯蔵鉄であるフェリチンを検査し、栄養管理を徹底することです。
 

 

妊産婦に鉄検査をお勧めします!

元々日本の有経女性の体内の鉄貯蔵量を示すフェリチン値は、世界的にみてもまた理想値の観点から見ても高くなく、半数の女性は潜在性鉄欠乏の疑いがあります(鉄欠乏が亢進すると貧血となります)。   胎児への鉄需要(母体から胎児への鉄の移行)は非常に高まる為、半数の妊産婦は貧血になるとの研究報告があり、弊社の市場調査結果でも裏付けされています。

また鉄欠乏に加えタンパク質不足、その他栄養素欠乏が重なるとメンタルヘルスに関係することも判明しています。不安症や鬱などです。   産後うつは、産後婦の14.8%が発症する統計があります。コロナ禍後は30%です。(コロナ禍で出産・育児を経験した女性の「産後うつ」の割合が倍増 公立大学法人神奈川県立保健福祉大学大学院)
弊社での市場調査結果では産後うつの診断並びに自覚症状経験者は11.5%でした。

 
産後うつ フェリチン

 

妊娠と産後は大きなストレスを妊産婦に与えます!

リ・スタート貧血ナビ

妊娠中は鉄欠乏や貧血の症状が出やすくなります。 なぜ妊娠中に鉄欠乏や貧血を引き起こし、ストレスの耐性が落ちる原因についてご紹介します。

産後うつの予防策とは?

そもそも産後うつとは何で原因は何でしょう?   産後うつの症状は一般のうつと同じで、抑うつや不安症です。 原因は不明とされています。もしくは本人のメンタルや気質、人間関係や家庭環境が原因と指摘する専門家もいます。   はたしてそうでしょうか?   抑うつや不安症を分子栄養学から科学的に分析すると、全く違う要因が見えてきます。   精神症状とは思考やストレスがかかった時の耐性の表れです。 ストレス時の生体反応は交感神経系のアドレナリンと、脳ホルモン系のGABA、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン分泌で、それぞれ異なる作用で精神状態を拮抗させる働きがあり、それらはストレス耐性として表れます。

GABA以外はそれらの生成に鉄が必須です。 また基本はアミノ酸でタンパク質です。 更にビタミンB群も不可欠です。

これら一つでも欠けると脳ホルモンは生成分泌されず、ストレス耐性のバランスが崩れ精神症状を発症します。   うつや不安症であるパニック障害は圧倒的に女性に多く、多くの要因は鉄とタンパク質不足です。 鉄とタンパク質摂取や吸収が悪いとうつや不安症を発症し、欠乏する栄養素補給で完治することが臨床医療で判明しています。 また糖質(炭水化物・糖類)過剰での低血糖症も関係します。   もうお分かりかと思います。 鉄欠乏が産後うつを引き起こす、大きな要因となっている可能性は高いのです。   妊娠中の鉄欠乏や貧血でお悩みでしたら、リ・スタート貧血・鉄欠乏ナビの鉄欠乏推定検査キットをご活用ください。 血清フェリチン・血清鉄を同時に検査し、鉄欠乏の推定が可能です。  
 

 

妊娠での鉄分不足を解消し産後うつ予防を!
検査やヘルスケア相談

このように、妊娠出産は母体の多大な自己犠牲の上で成り立っています。   産後のお母さんは赤ちゃんの育児に無我夢中で、自分の体調不良は後回しにします。 また出産直後を除き、産後婦の健康をフォローする診察科が無いことは、医療界の大きな課題です。   産後うつになると、周りからはお母さん本人が悪い様に責められ、精神的に更に追い込まれ、時に凄惨な事故や事件が起きています。   妊娠中に引き起こしやすい鉄分不足についてご紹介しました。 妊娠中は、母体の栄養が赤ちゃんに優先的に届けられるため、栄養不足や鉄分不足になりやすいのです。   そのため、妊娠前と妊娠中は定期的に検査を行い、ヘルスケア相談を活用したりするようにしましょう。 「妊娠中の鉄分不足が心配」という方は、リ・スタート貧血・鉄欠乏ナビをご覧ください。    
 

 
【妊娠・出産後の栄養意識調査】結果

「フェリチン検査をしてみたい!」という方は、リ・スタート貧血・鉄欠乏ナビへお問い合わせください。

健康維持のために、まずは体内の鉄の状態を知ることから始めませんか?リ・スタート貧血・鉄欠乏ナビが提供している自己採血型血液検査キットは、血清フェリチン、血清鉄の検査ができ、鉄欠乏の推定が可能です。 また、生活習慣病の生化学検査も同時に行い、分子栄養学の知見を持つ医療従事者と栄養相談も提供できます。検査キットに関してご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
お気軽にお問い合わせください。 またよくある質問からもご確認いただけます。

 
 

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『自宅でフェリチン検査!』キットについて

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鉄欠乏推定・タンパク質代謝推定・ALPによる亜鉛欠乏推定※ができます
※ ALPによる亜鉛欠乏推定は成人でかつ肝臓系の疾患がない方となります

フェリチン値は体内に炎症があると本来の値より高く出ます
そのため体内炎症反応CRP検査は必須です

通常の検査では行わない「フェリチン」と「CRP」検査が特徴です。
採血量150μリットルは微量採血では多い方ですがその分高精度となり、返送はチルド便で高品質となります。
検査項目:血清フェリチン、血清鉄 (Fe) 、AST (GOT)、ALT (GPT)、ALP、CRP、γ-GTP、中性脂肪 (TG)、総コレステロール、尿素窒素 (BUN)、尿酸 (UA)、総タンパク (TP)、アルブミン (Alb)

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